フードテックジャパン大阪とは

フードテックジャパン大阪は、食品工場・飲食店向けのロボット、IoT・AI、製造・調理機器、HACCP・衛生管理を提供している企業などが出展し、来場する食品メーカーや飲食店と商談する絶好の場となる展覧会です。
会場で実機・新製品を比較検討でき、食品・飲料メーカーの方々は、その場で課題を解決するための技術を発見することができます。
この展覧会に、弊社が開発支援しているマルチエージェントシステムが出展されました。
 
 

システムの概要

店舗のオーダー(注文情報)をもとにスタッフの動きをシミュレーションすることで最適な店舗のレイアウトやスタッフの配置、シフトの最適化を行うものです。
 
技術的な工夫
従来から高価なパッケージ製品としてマルチエージェントシミュレータはありますが、業務に利用できる本格的なものでウェブアプリケーションベースのものは、弊社が調査した限りありませんでした。
ご依頼時に、お客様が条件をかえて自由にシミュレーションできることを望まれたことから、
ウェブアプリケーションにこだわり、お客様が自由にシミュレーションができることを第一に考えました。
マルチエージェントは個々のエージェントが自律的に動作するのが特徴ですが、計算量が多くJavascriptでは厳しいと判断し、スピードに定評があるRust言語WebAssemblyを採用しました。数値は公開できませんが期待通りの性能が実現できました。
またユーザビリティでは店舗レイアウトの空間情報を、お客様が様々なパターンで採用できるようCSVから簡単につくれるように工夫しました。